意識高い
こういうタイトルにするとかぎ括弧付き意識高いを嘲笑する話が展開されがちだけど今回はそっちではない。
相変わらず研修の日々です。最初の頃は緊張してたので猫のようだった同期諸氏も1ヶ月が経ちそろそろ化けの皮が剥がれています。それこそ「学生気分が抜けてない」と人事部に叱責されても当然のような奴もゴロゴロいるわけで。あぁ同じ部署配属の同期、今日搾られてたなぁ…
会社の風土自体はマジで昭和気分が抜けてないし、世間では非常識って言われても仕方ないような事がまかり通ってるんで鬱憤も溜まっていますが、だからといってお金もらって仕事として研修受けてるんだから話くらい真面目に聞けよとは思うわけです。
さて、本題です。
とある朝のこと。同期のTくんが僕に声を掛けてきました。その時僕は会社から半ば強制的に買わされた日経を読んでました。
T「おはよう」
ぼく「おはよう」
T「あ、その記事俺も読んだ。(本名)はこれどう思う?」
ぼく「ええっと…」
またある日
T「俺さぁアホやから聞きたいんやけどこれってどういう仕組みなん?」
ぼく「ああこれはね…」
こんなんで意識高いということは伝わりづらいとは思いますが、何がすごいというと、研修の講師に毎日何かしら質問してますしグループワークではとても積極的です。直接聞いたわけではないのですが、仕事に必要な資格とか日々の業務に関する勉強会もいつか開きたいと言ってたそうで。
うーん、すごい…
社会人の先輩方からすれば、これくらい当たり前の姿勢なのかもしれませんが、彼のバイタリティというか仕事への向き合い方が周りとは大違いです。
それこそこれまで「意識高い」奴はいくらでも見てきて辟易としてましたが、Tくんは本当に意識が高いのです。それでもってどんなタイプの人間とも快いコミュニケーションができるのです。しかもイケメン。非の打ち所正になし。
さすがの僕も全く影響がなかったわけではなく、彼に何か聞かれても狼狽えない程度には真面目に仕事を覚えようと思うわけです。